TEAM-5-1

クライテリア

1年後などのチームとプロダクトの目指す姿が、言語化され、いくつかの計測可能な指標により明晰化されているか。

タイプ

透明性のある目標管理

観点

メトリクスの計測

FAQ

Q. OKRを用いてチームの目標は言語化しているのですが、これでよいのでしょうか?

はい。一般的なOKRの定義のように、目指すべき目標と計測可能で達成基準の明確なKey Resultsが存在していればYESと捉えてよいです。
 

Q. MBOを用いてチーム目標も言語化しているのですが、これでよいのでしょうか。

はい。一般的なMBOとして、チーム全体で共有する目標があり、それらが計測可能で達成基準が明確であればYESと捉えて良いです。
 

Q.なぜ、OKRをやっているか、MBOをやっているかのような質問じゃないのですか?

目標管理は、極めて有効なマネジメントツールである一方で、正しい運用をすることがむずかしいものでもあります。そのため、OKRやMBO、コミットメントなどさまざまな名前で経験のある方も多いかと思います。
このチェック項目ではあえてそれらの手法名を明記しないことで、過度なノルマ化やビジョンの喪失した無味乾燥な目標ではなく、有効な目標管理がされているかを確認したいためです。
 

用語解説

OKR

OKRは「Objectives and Key Results」の略で目標の設定・管理方法の一種です。 OKRのゴールとして「すべての従業員が同じ方向を向き、明確な優先順位を持ち、一定のペースで計画を進行する」ことが掲げられています。 組織全体やチームの大きな目標に複数の中規模・小規模な目標をひもづけるという目標設定に加えて高い頻度で計画の設定、追跡、再評価することで組織全体での意思統一を図ります。また、OKRにおいては目標管理と報酬制度が分離されます。それによって個人の目標達成に捉われることなく、組織の掲げる高い目標の達成への意欲が向上すると考えられています。

参考資料

OKRとは? 【Google、Facebookが使う目標管理ツール】KPI・MBOとの違い、導入・運用・目標設定方法について解説
⇒ 在宅勤務にも対応! OKRなどを取り入れた自社評価制度をシステム化できる『カオナビ』とは? 3分でわかる資料ダウンロード GoogleやFacebookをはじめとした、シリコンバレーの大企業が積極的に取り入れていることから注目を集めている OKR。 革新的な目標設定・管理ツールとして注目されるOKR とは、一体どのようなメソッドなのでしょうか。 ここでは、その 概要や 従来の管理ツールとの違い、 設定方法 について解説します。 OKRとは目標の設定・管理方法のひとつで、Objectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称 です。米・インテル社で誕生し、GoogleやFacebookなど、シリコンバレーの有名企業が取り入れていることで、近年注目を集めています。 OKRの 主な特徴は従来の計画方法に比べて高い頻度で設定、追跡、再評価すること 。 また、OKRのゴールは すべての従業員が同じ方向を向き、明確な優先順位を持ち、一定のペースで計画を進行する こととされています。 高い頻度で設定、追跡、再評価を実現するなら、 評価制度を効率よく回すことが重要 です。Excelや紙などだと、 評価の頻度が増える分業務負荷がかかってしまいます。 人事評価制度の効率化なら、『カオナビ』がおすすめです。 柔軟にワークフローを組んで評価業務の一部を自動化でき、在宅勤務中にも対応できますよ。 ⇒ クラウド目標管理システム『カオナビ』の資料を見てみたい OKRは 一つのO(目標)に複数のKR(主要な結果)が付随する というかたちで成り立っています。 それぞれの要素を詳しく見ていきましょう。 定性的な目標 チームを鼓舞するようなチャレンジングなもの シンプルで覚えやすいもの 1カ月~四半期(3カ月)で達成できる目標 定量的な指標(数字など)を入れない OKRの O は組織が達成を目指す Objectives(目標) を意味します。 OKRにおける目標の特徴は シンプルで覚えやすいもの であること。 定性的な(数値などで表すことができない)もの であり、基本的に定量的な(数値などの)指標は入れなくてよいとされています。 チームのモチベーションを高めるような挑戦しがいのあるもので、 1カ月から四半期(3カ月)で達成できるような目標 であると定義されています。 定量的な指標で、数値で測れる 数は3つくらい(2~5個程度) ストレッチゴール(ストレッチ目標) 60~70%の達成度で成功とみなす 自信度10分の5の難易度 OKRの KRとは Key Results(主要な結果)であり、 Objectiveへの進捗を図るための具体的な指標 を意味します。 一つのObjectiveに対してKRは2~5つ程度 あるとよいとされ、多すぎるとチーム内のコミュニケーションを阻害する可能性があると考えられています。 「むずかしいが不可能ではない」「ベストをつくせば達成できそう」という水準の ストレッチがかかった目標が望ましいとされ、 60~70%の達成度で成功 とみなしています。 自信度という目標に対する主観的な自信を測る指標を置き、およそ 自信度10分の5の目標を設定 します。 自信度1は「無理、できない」と感じるもの、自信度10は「簡単すぎる」と感じるレベルが目安です。 達成度をスコアリング(採点)する KRごとに0.0~1.0、もしくは%でスコアリング KRのスコアの平均がOのスコアになる OKRで 設定した期間が終了した後は、達成度のスコアリング(採点) を行います。 一つひとつのKRに対して、 達成度を0.0~1.0(Google社の方式)、または%でスコアリングします。この KRの平均がOのスコア となります。 OKRは従業員の成績と結びつくことはなく、評価が低かったOKRは次回のOKRの糧として使用されます。ただし、スコアリングは必須ではなく、「しない方がいい」という意見もあります。 OKRは、目標設定をロジカルにできるので、 社員の納得感が増し、エンゲージメント向上 が期待できます。 ただ、いきなり新しい評価制度の導入するのは不安な人事担当者の方も多いはず。 評価制度とは良いものを導入すればそれで終わりではなく、運用する中でPDCAを回すことが必要なので、 業務を効率化しながらPDCAが回せる目標管理ツールの導入がおすすめ です。 クラウド目標管理システムの『カオナビ』なら、 在宅勤務対応。自宅からでも評価が運用できる! システム化で運用負荷を軽減できる! 自社の評価制度に合わせた設計が可能! 修正、変更は誰でもカンタン ⇒ ...