SYSTEM-6-2

クライテリア

システムアーキテクチャの決定・変更・改善に関するドキュメントを管理し継続的な学習機会を設けているか。

タイプ

疎結合アーキテクチャ

観点

学習と改善

FAQ

Q.システムアーキテクチャの変更管理と、継続的な学習機会が必要なのはなぜですか?

システムアーキテクチャは、サービス利用のユーザー規模や機能追加、新技術の登場等により時代の流れと共に変化していきます。新しくチームに加わるメンバーには最新仕様のみを伝えれば良いですが、機能の開発中にシステムアーキテクチャに変更が入る場合、過去の構成は理解しているが、現在の構成は理解できていないといったメンバー向けに、変更点がわかりやすくドキュメントに管理されていることが望ましいです。
 

用語

軽量ADR ( Architecture Decision Records )

多くのドキュメントは、読みやすいコードとテストに置き換えることができます。しかし、進化的アーキテクチャでは、将来のチームメンバーの利益と外部の監督のために、特定の設計上の決定を記録することが重要です。ADRは、重要なアーキテクチャー決定を、そのコンテキストおよび結果と共に取り込むための技法です。これらの詳細は、WikiやWebサイトではなくソース管理に格納することをお勧めします。そうすれば、コードと同期したままのレコードを提供できるからです。

参考文献