TEAM-8-7

クライテリア

フロー効率性などの数値指標に囚われすぎて、全体の効率が悪化するなど価値提供に結びつかない状態である。

タイプ

バリューストリーム最適化

観点

アンチパターン

FAQ

Q. フロー効率性を上げすぎることの問題点はなんですか?

フロー効率性があがるということは、リソース(この場合は人員稼働)の効率性は下がるということです。そのため、フロー効率性だけを目的にした場合、全体のコストは膨れ上がってしまいます。チームに適した理想的な水準はどこかを見定める必要があります。
 

用語解説

フロー効率性

あるタスクが完了するまでのリードタイムをトラックし、全てのタスクのしかかりから完了までを早くすることを目的に効率を考えることです。そのタスクを完了させることにチームメンバーの意識が集中するため、仕事が分配できず待ちが生じる場合があります。

リソース効率性

すべてのリソースが100%やることがある状態を目的に効率を考えることです。個別のタスクの完了よりも、それぞれの人が次に取り掛かるべきことがある状態をよしとするため、全てのタスクの完了までは早いことも多いのですが、個別のタスクのリードタイムは長くなります。
 

参考資料