CORPORATE-7-6

クライテリア

IT予算の過半をソフトウェア資産として計上し、予算決裁のためにリードタイムの長い(1ヶ月以上かかるような)意思決定フローを挟んでいる。

タイプ

経営のデジタルファースト

観点

アンチパターン

FAQ

Q. 開発したシステムをソフトウェア資産に計上した場合、Yesになりますか?

開発したシステムを資産化すること自体が問題ではありません。継続的に仮説・検証のサイクルを高速に回せるようになっているかが焦点になります。例えば、年間のIT予算のほとんどがソフトウェア資産の減価償却費になっている場合、仮説・検証のための費用が予算外になり、起案してから決裁されるまで1ヶ月掛かることがあります。この場合はYesになります。
 

Q. 過半をソフトウェア資産として計上していても、予算決済のリードタイムが1ヶ月より短ければNoになりますか?

リードタイムの長い意思決定フローがDX推進においてネガティブな要素であるため、仮説・検証のための予算が十分に確保されており決済のリードタイムが短い場合はNoになります。
 

用語解説

ソフトウェアの会計処理

そのソフトウェアが市場販売目的の場合、完成するまでは研究開発費、その後は無形固定資産と処理することができる。
 

参考資料

  • No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数 - 国税庁
  • 5分で解説!ソフトウェア資産の減価償却の計算方法 - ITトレンド
  • ソフトウェア資産化の課題と経緯についての参考資料