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プロダクトマネージャー
あなたがもしこんな状況だったら
あなたはとあるプロダクトのプロダクトマネージャーを引き継ぐことになった。このプロダクトは社内で1つ目のデジタライゼーション案件であり、先進的な取り組みを実現したという意味では評価されているものの、プロダクトとしてアウトカムを出せている状態ではまだない。
引き継いだプロダクトバックログにはユーザーからの要望がいくつか並んでおり、このプロダクトの指標となるロードマップには達成すべき事業目標数値のみが記述されている。このプロダクトを世に出したあとは、各ユーザーから出た要望すべてに対応することを目標に、1つずつ機能を作ってきたようだ。
さて、なにから取り組むべきだろうか。
まずとりかかりたい最初の10個
まずは、プロダクトのWhatの背景にあるWhyの仮説を構築する
- 顧客が価値を感じるまでの感情的な動きやチャネルを分析したカスタマージャーニーマップを作成しているか。 DESIGN-2-5
- ユーザーインタビューによって見つけた課題に対してどの機能がリリースされているのかが記録されており、その効果も測定されている。 DESIGN-3-1
- 1年後などのチームとプロダクトの目指す姿が、言語化され、いくつかの計測可能な指標により明晰化されているか。 TEAM-5-1
各メンバーが自走できるプロダクトチームをつくる
- 権限を持ったプロダクトマネージャという役職が存在し、1サービスに専任の1名以上が任命されているか。 DESIGN-8-1
- チームとチームメンバーの権限について、RACI図やデリゲーションポーカーなどによって、可視化され共有されているか。 TEAM-1-3
- インセプションデッキまたはプロジェクト憲章を作成し、チームの存在理由についてチーム全員が把握しているか。 TEAM-2-3
- チームメンバーの行動/発言を明示的に承認行為をおこなう習慣があるか。(成果ではなく行動したこと自体に対して、拍手する・感謝を述べるなど) TEAM-3-3
小さな仮説検証を繰り返し、プロダクトビジョンの達成を目指す
- 少なくとも四半期に1回以上の戦略仮説に向けたサービスプロトタイプを作成しているか。 DESIGN-6-1
- データ集計・可視化等のためのBIツールを導入しており、エンジニア以外でも使うことができているか。 DATA-5-4
- データから得られた推論や仮説が間違っている場合にどのようなデータによって検証可能かをもとにデータ収集や分析が行われているか。 DATA-5-5
より深く改善したいとおもったら
次に導入するならデザイン、チームの項目を自分のチームで取り入れてみて、改善結果をもとに全体に広げていきましょう。
また、プロダクトマネジメントに特化したクライテリアも参考に、プロダクトマネージャー視点での改善を検討するのもよいでしょう。