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DX Criteriaの使い方
主な使い方
DX Criteriaのご利用に関して、主な使い方は次の3つです。
- 自社のDX進捗度の簡易的なアセスメント
- 担当マネージャによるチームとシステムごとの詳細なアセスメント
- 外部パートナーとのコミュニケーション
たとえば、半期に一度などの定期的な自社によるアセスメントに活用できます。 自社の強み弱みを可視化し、戦略決定の議論などのご活用いただけます。
また、必要に応じ外部パートナー企業との間で「どのようにしたら高速な開発ができるのか」という論点での議論にも活用できます。 これによって、自社では足りない部分のサポートやサービス導入をするといった商談をすすめる上でも有効です。
巨大なエンタープライズシステムを分析することにも利用できます。チームごと・システムごとのようにテーマごとに分割した上で、複数の担当者に記入していただくなどすることで部門間の違いや共通の強み・弱みを知ることができます。
まずは簡易アセスメントからはじめよう
DX Criteriaは320項目(+8項目)という網羅的な観点で「開発者体験」と「デジタルトランスフォーメーション」に必要な組織の基礎筋力を診断します。そのため、取り掛かるのにも一苦労だと思います。
さまざまの立場・役割の方々が自組織に取り掛かるにあたってのスタートガイドと簡易アセスメントを用意しました。
まずは10種類のチェック項目から取り掛かりましょう。
アセスメントシートの使い方
⏬アセスメントシート
アセスメントシート記入
各項目のアセスメント方法
1つのカテゴリは全部で8問あります。「はい/Yes」が1点、「いいえ/No」が0点の8点満点です。ただし、アンチパターンのみ評価が逆転します。
「はい、でも・・」「いいえ、でも・・」といった状態は0.5点換算
実際にアセスメントに利用しようとすると、ゼロかイチかで評価するのが難しいこともあります。
たとえば、あるプラクティスを来月から実施することになっているとか実施してみたら、色々問題があって今は停止中とかそういった状態がありえます。
このような状態に関しては半分の評点として扱うようにしています。
一度だけの失敗ですべてやめてしまうのではなく、当たり前の習慣になるように何度も挑戦していくことが重要です。
ご利用上の注意
活用に関して、以下の点にご注意ください。
理解をせずに導入する/しない。
DX Criteriaの目的は、不確実な時代に必要な事業活動の競争力を得ることです。
一つ一つ実践しながら、体感的な理解を積み重ねていくことをが重要です。
そのうえで、自社にあった適切な形を模索していくためのきっかけとしてご利用ください。
過度に数字を気にしてしまう
DX Criteriaでは、適切なメトリクスを測ることでより議論が明確化し、活発な改善と対話を促進していきたいと考えています。 しかし、これらを経営が一方的に数値目標としてしまうと、本来の価値を喪失してしまいます。
DX Criteriaでは、適切なメトリクスを測ることでより議論が明確化し、活発な改善と対話を促進していきたいと考えています。 しかし、これらを経営が一方的に数値目標としてしまうと、本来の価値を喪失してしまいます。
内容より結果に注目する
DX Criteriaは、高速な仮説検証をする組織が持つ習慣や文化・ケイパビリティに注目するものです。
そのため、すべての項目を満たせばよいというのではなく、自社の事業環境において
どこがボトルネックになっているかを判断した上でお使いください。
誰かを攻撃するのに使う
DX Criteriaは、基準を満たさない誰かを攻撃するためにつくられたものではありません。
これらの基準を通じて、ソフトウェア開発の見えない性質に対する理解が促進され、より発展した議論に導くためのものです。
アセスメントシートの利用/可視化
アセスメントシートの「可視化」シートを選択していただくと、各テーマごとに
- 得点
- 偏差値
- レイティング
- 分類グラフ
が表示されます。
複数のチームや経年比較をしたい
実際に、DX Criteriaを自社組織に適用しようと考えると、各チームごとにチームの項目を入力し平均値を算出したり、経年比較したいなどのニーズが出てきます。その際の方法についてご紹介します。(製作中)
複数チーム/経年比較での使い方2024/6/25 23:572024/7/24 0:29