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DXを進めたい経営層
あなたがもしこんな状況なら
日々新聞紙面やビジネス誌、ネットメディアを読むと目にする「○○のDXには、△△(ツール名)の導入を」といったITツール広告。
こういったツールを入れるだけで急にDXができるわけではないことは分かっている。一方、経営層として社長以下トップダウンで全社的にDXにいち早く取り組みたい、毎日焦る。「どこから取り組むべきか」「他社はどうしているのか」「懇意なベンダーに相談したらよいのか」....
まずとりかかりたい最初の10個
そのような経営層の方向けに、DX Criteriaの5つのテーマと各8カテゴリの中から、経営者でしかできないアクションや、率先して取りかかりたいツール系のもの、文化醸成系のものを10個チョイスしました。
経営層にしかできないアクション
- ソフトウェアエンジニアとしての業務経験のあるCTOないし技術担当取締役が存在し、技術戦略についての策定を主導的に行っているか。 CORPORATE-7-2
- データとデジタル技術を用いて、どのように事業変革をしていくのかのビジョンを明文化して経営メッセージとして発信し、その推進経営指標をもっているか。 CORPORATE-7-1
- 専門職向けのジョブ型人事制度があり、管理職と同等かそれ以上の給与で従事しているメンバーが存在するか。 CORPORATE-4-4
- リモートワークやフレックスタイムなどの柔軟な働き方を導入しているか。 CORPORATE-4-5
働く環境を整えるツール系
- 各部門は、自部門の仕事をメールベースあるいはチャットなどフロー情報を扱うツールではなく、ストック情報を扱うチケットツールベースで受け取る環境があるか。 CORPORATE-3-5
- 自身のスマートフォン、または貸与されたスマートフォンを用いて、会社の予定・メール・コミュニケーションツールなどを利用できるか。 CORPORATE-6-5
- 業務に合わせて社内のシステム開発を行うのではなく、デファクトなSaaSなどの利用を行い、そのツールに業務自体をフィットさせているか。 CORPORATE-6-3
組織文化を醸成していく取り組み系
- ここ1年以内に管理職以上で、「コミュニケーションの透明性向上」を目的とした対策を検討し実施したか。 CORPORATE-3-2
- プロダクト開発に関係する全ステークホルダーに対して、自社のIT環境の満足度やeNPS℠を定期的に測定しているか。 CORPORATE-2-1
- チームメンバーの行動/発言を明示的に承認行為をおこなう習慣があるか。(成果ではなく行動したこと自体に対して、拍手する・感謝を述べるなど) TEAM-3-3
より深く改善したいと思ったら
全社的な取り組み範囲をより拡大するなら「コーポレート」テーマの中から「モダンなITサービスの活用」「経営のデジタルファースト」等を、より強い現場チーム活動を求めるなら「チーム」テーマを、データに基づいた経営やサービス提供に注力するなら「データ駆動」のクライテリア等を参照しましょう。以下はクライテリアの一例です。
- 採用したい人材の基準を明確化したJob Description(求人票)が存在し、現場エンジニアとともに表現を見直すためのワークフローが整備されていて、直近一ヶ月以内に更新されているか。 CORPORATE-5-4
- チームは価値提供をするのに必要な全職能のメンバーで構成されているか。(フィーチャーチーム) TEAM-1-4
- オンライン上で、顧客は自社のサービスを契約したり購入したりできるか。 DATA-1-3
- 意思決定者は、データの読み取り方や統計の基本的な知識について研修トレーニングを受けているか。 DATA-5-2
- 全社のクリエイティブや顧客体験デザインを担う専門知識を持った経営幹部がいるか。 DESIGN-5-3