コーポレート
企業のデジタル化には、デジタル人材にとって活躍しやすく、既存の事業人材との共創とイノベーションを引き起こすための環境が必要不可欠です。 そのため、「風通しの良い組織」「開発者にとっての生産性が高い労働環境」「キャリアや自己実現を促進する仕組みや制度」が重要になります。 これらを推進していくためには経営陣のデジタル理解への努力と人材を巻き込んでいくためのコミットメントが何よりの原動力です。
1.スパン・オブ・コントロール
なぜ重要か
スパン・オブ・コントロールとは、一人あたりが管理する人数のことです。
平均的にこの人数が多いほど、マネージメントは難しくなり、組織としての統制は取りづらくなります。また、小さすぎても組織が階層的になりすぎてしまいます。
これを適正に保つ方法があるかをチェックします。
2.開発者環境投資
なぜ重要か
ソフトウェア開発者やデザイナーなどの創造的な仕事を行う必要があるメンバーにとって、パソコンおよび周辺機器は重要な仕事道具です。
自由にカスタマイズでき、先端のソフトウェアが快適に動作する環境がなければ、高い生産性は発揮しづらくなります。
3.コミュニケーションツール
なぜ重要か
ソフトウェア開発はコミュニケーション効率が悪いと途端に遅くなってしまいます。
そのため、気軽に発信・質問ができたり、作業依頼や完了の記録を残していく仕組みの使いやすさは、とても重要な生産性の基盤になります。
これらが適切に導入されているかをチェックします。
4.人事制度・育成戦略
なぜ、重要か。
新しい知識やツールを常に学習し続けることが求められるソフトウェアエンジニアにとって、そのための支援とキャリアを意識した評価制度はこれまで以上に重要です。
また、転職が当たり前の職種ですので、自社での仕事が他社においてもキャリアになることへの投資に対して強い関心があります。この点について調査します。
5.デジタル人材採用戦略
なぜ、重要か。
ソフトウェアエンジニアに限らず、デジタル人材の獲得は、デジタル化には必要不可欠です。
しかし、新卒一括採用を重視する企業においては、中途採用の戦略や基礎的な知識に欠けることも珍しくありません。
経営レベルでの採用コミットが、自社の高速なDXを促進することになります。
6.モダンなITサービスの活用
なぜ、重要か。
IT人材を戦略的に活用するためには、よりコモディティ化していない領域に集中することが最も重要です。
そのために、外部企業が継続的に改善してくれるであろうSaaSの利用は、非常に合理的な選択肢です。
一時的なコストの問題から、自社のIT人材を浪費していないかをチェックします。
7.経営のデジタルファースト
なぜ、重要か。
最新の技術動向から事業に必要で実践可能な技術戦略を策定することは、専門的な知見と高度な事業理解なしではできません。
また、それを実行するためのCTOやCDOといった経営レベル権限を持った人材がドライブしていかないと現場は改革が実行できずにどんどん疲弊してしまいます。このための、経営的なケイパビリティを調査します。
8.攻めのセキュリティ
なぜ、重要か。
情報セキュリティにおいて、安全性と利便性を同時に実現するには、専門的な知見と最新技術のアップデートが必要不可欠になります。
最新動向を追いかけつつ、従業員の生産性や創造性に寄与する攻めのセキュリティは、イノベーションの源泉になる戦略投資です。