SYSTEM-7-7 · システム · v202506

定常的に発生しているサービス上の警告を問題ないものとして無視したり、ログを意図的に出力しないようにする慣習が存在する。

システムモニタリングアンチパターン

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FAQ

Q.「サービス上の警告」とはなんですか。

アプリケーションプログラムから出力されるログで、ログレベルを管理しているのであればwarning以上のものです。また、アプリケーションのログ以外にもミドルウェア(データベースやキャッシュ等)の警告ログも含みます。

Q.なぜ、"警告"を無視してはいけないのですか。

「割れ窓理論」というものがあります。窓が割れているというのは小さな問題であるが、それを修正しないままでいることでより大きな犯罪を誘引してしまうというものです。これはソフトウェア開発の現場においてもいえます。アラートやログ情報を適切に扱っていないことで、警告が出続けていることが常になってしまうとより大きな障害や危険性に気付くことが遅れてしまいます。

システムモニタリングはなぜ重要か?

簡単に言うと、システムモニタリングは「サービス業の品質保証・顧客満足度管理」のようなものです。ホテルやコールセンターでは、顧客満足度・応答時間・クレーム発生率などの指標を常時監視し、基準値を下回ればすぐにアラートが発生して改善策を講じます。顧客からの苦情が殺到してから問題に気づくのでは遅すぎますし、軽微な不満の段階で発見できれば迅速な対応で顧客離れを防げます。システムも同じで、レスポンス時間・エラー発生率・リソース使用率などのSLI(サービスレベル指標)を継続的に測定し、SLO(サービスレベル目標)との乖離を監視することで、大規模障害になる前に問題を検知し、ユーザーに影響が出る前に予防的な対処を実現できるのです。

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