THE CRITERIA · v202506

組織を知る、328の問い。

気になるテーマやカテゴリから、基準とその背景を読み進めてください。

328項目をCSVで保存
問いの読み方
テーマ(5個)×カテゴリー(各8個)×チェックリスト(各8項目)。例としてチームの8カテゴリと、チーム構成と権限委譲の8つの問い(メトリクスの計測・学習と改善・プラクティスと習慣・アンチパターン)。

各カテゴリは8つの問いで構成されます。アンチパターンは手放したい慣習を確かめる問いで、「いいえ」が望ましい状態です。採点は逆転します。

8項目 · 条件をクリア

SYSTEM-7 / システム

システムモニタリング

このカテゴリから診断する
システムモニタリングはなぜ重要か?

簡単に言うと、システムモニタリングは「サービス業の品質保証・顧客満足度管理」のようなものです。ホテルやコールセンターでは、顧客満足度・応答時間・クレーム発生率などの指標を常時監視し、基準値を下回ればすぐにアラートが発生して改善策を講じます。顧客からの苦情が殺到してから問題に気づくのでは遅すぎますし、軽微な不満の段階で発見できれば迅速な対応で顧客離れを防げます。システムも同じで、レスポンス時間・エラー発生率・リソース使用率などのSLI(サービスレベル指標)を継続的に測定し、SLO(サービスレベル目標)との乖離を監視することで、大規模障害になる前に問題を検知し、ユーザーに影響が出る前に予防的な対処を実現できるのです。

カテゴリ解説を読む
SYSTEM-7-1メトリクスの計測

SLI/SLO/エラーバジェットがビジネスオーナーとエンジニアが協議して合意の上設定され、計測されているか。

SYSTEM-7-2学習と改善

開発と SRE が共有する障害報告リストがあり、それぞれに有効な再発防止の仕組みが整うようにリソースを割いているか。

SYSTEM-7-3プラクティス

システムに起こった障害や異変などを再現できるための情報がアプリケーションのログ、メトリクス、トレースを通じて出力され分析できるようになっている。(オブザーバビリティ)

SYSTEM-7-4プラクティス

プロアクティブな本番系への負荷テストやフォルトインジェクションテスト、リカバリテストなどのシステムの不確定要因への耐障害性を上げていく試みをおこなっているか。

SYSTEM-7-5プラクティス

オートスケールなどの仕組みにより、開発者やSREが介在しなくても、適切なキャパシティコントロールができているか。

SYSTEM-7-6アンチパターン

障害の発生に対しての罰則や謝罪などの、開発者が萎縮したり障害を隠蔽する方向につながるような慣習が存在する。

SYSTEM-7-7アンチパターン

定常的に発生しているサービス上の警告を問題ないものとして無視したり、ログを意図的に出力しないようにする慣習が存在する。

SYSTEM-7-8アンチパターン

システム構成要素の構築方法や運用方法が属人化しており、同じインスタンスを構築できない。