THE CRITERIA · v202506

組織を知る、328の問い。

気になるテーマやカテゴリから、基準とその背景を読み進めてください。

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問いの読み方
テーマ(5個)×カテゴリー(各8個)×チェックリスト(各8項目)。例としてチームの8カテゴリと、チーム構成と権限委譲の8つの問い(メトリクスの計測・学習と改善・プラクティスと習慣・アンチパターン)。

各カテゴリは8つの問いで構成されます。アンチパターンは手放したい慣習を確かめる問いで、「いいえ」が望ましい状態です。採点は逆転します。

8項目 · 条件をクリア

SYSTEM-6 / システム

疎結合アーキテクチャ

このカテゴリから診断する
疎結合アーキテクチャはなぜ重要か?

簡単に言うと、疎結合アーキテクチャは「建設現場の設計図・施工管理」のようなものです。従来の建設現場では、電気配線・配管・内装工事が密接に絡み合い、一箇所の変更が他の工程すべてに影響して大規模なやり直しが必要になることがありました。しかし、近代的な建設管理では、各工程が明確に分離され標準化されたインターフェース(配線接続口、配管ジョイントなど)で接続されるため、電気系統の変更が配管工事に影響せず、各専門業者が独立して作業を進められます。ソフトウェアの疎結合アーキテクチャも同じで、各機能を独立したコンポーネントとして設計し明確なインターフェースで接続することで、一つの機能変更が他に波及せず、チームが自律的に開発を進められる仕組みを実現できるのです。

カテゴリ解説を読む
SYSTEM-6-1メトリクスの計測

目指すべきアーキテクチャに対してそぐわない点を洗い出すための仕組みが存在しており、それらの情報をもとに改善を進めているか。(アーキテクチャ適応度関数)

SYSTEM-6-2学習と改善

システムアーキテクチャの決定・変更・改善に関するドキュメントを管理し継続的な学習機会を設けているか。

SYSTEM-6-3プラクティス

ドメインイベントの発火に伴いPublish/Subscribeモデルを利用した仕組みで、関連サービスとの連携が可能か。またその履歴データが保存管理され、これらのイベントリプレイから再突合や監査の自動化が可能か。

SYSTEM-6-4プラクティス

結果整合性を考慮したサービスレベルの合意が要件のガイドラインの中に組み込まれているか。

SYSTEM-6-5プラクティス

バッチ、ジョブ、プロシージャに対する冪等な設計ガイドラインが存在しており、再送によって整合性が担保できるようなシステムになっているか。

SYSTEM-6-6アンチパターン

1つのデータベースに対して複数のシステムからの直接的な参照または書き込みがなされていて、それらの依存性が簡単には追跡できない状況になっている。

SYSTEM-6-7アンチパターン

疎結合なシステムであるが、分散トレーシングの仕組みがなく、問題発生時の原因特定に時間がかかる。

SYSTEM-6-8アンチパターン

自動テストとスキーマ定義の存在しない外部システムとの依存関係が10ケース以上存在しており、機能開発の影響範囲を特定できない。